『DANDANだんく!』のコミックボンボンが休刊

nikedre2007-07-17

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デイリースポーツonline - コミックボンボン休刊へ


マジでマジだったのか。小学生の頃買ってたのに。ショック。
まぁ、今ではボンボンの漫画なんて王ドロボウJINGくらいしか覚えてないという人が多いのかもしれないけれど。一番有名だろうし。
俺もキールロワイヤル!とか言って鳥が波動砲っぽいものを撃ってるのとジンが「俺は永遠の命になんか興味ないや」とか言ってた事くらいは覚えてる。


でも、俺の中でのボンボン最高傑作はやっぱりとだ勝之『DANDANだんく!』だ。
これは一応タイトル通りのバスケ漫画ではある*1ものの、ギャグ漫画の要素を多分に含んでいた。
まず主人公の牧島だんくからして基本的にダンクシュートでしか得点を決められない*2というとんでもない奴である。更にバッシュのストラップ(MAXIMAと書かれている)をクロスさせる事によって「マキシマムパワー」*3を発揮出来るというオプション付き。まさに外道
しかしだんくの能力はあまりに偏りすぎているため、当然サポート役が必要となる。その中でも特にズバ抜けているのが真軸丈*4だ。もう名ポイントガードと言って差し支えない。どう見てもだんくより高い総合力を持っている。しかも微妙にツンデレ入ってるし。あのキャラは良かったなー。
他にも体がでかくて力持ちで女の子が苦手で実は裁縫が得意だったりする*5大迫(通称ブルドーザー)など、ナイスなキャラがいっぱいだ。


しかし、このマンガの一番の特徴はやはり敵キャラだろう。
もう敵キャラの全てが全てと言っていいくらいパロディキャラばかりなのだ。
ノレパン(ルパン)とかガチャポンとビッグ(ガチャピンとムック)とかドもん(ドラえもん)とかバンジーエイド(板東英二)とか、もうやりたい放題。
ていうか、ドもんの「タケトプターシュート」や「タテトプターシュート」を学校のバスケコートでマネしてみた事があるのは俺だけではないはずだ。そう信じたい。


とにかく、そんな感じで何故アニメ化しなかったのか不思議なくらいの名作なのだ。俺の中では。
もう一度1巻から9巻まで通して読んでみたいところ。

*1:作者によるバスケルールの解説なんかもあった

*2:普通のシュートは何十本も打ってようやく1本入るかどうかというレベルだったはず

*3:スリーポイントラインの外側から踏み切ってジャンプしてダンクシュートを決められるくらいのパワー。あやまれ!三井にあやまれ!

*4:名前の元ネタはマジックジョンソンだろう

*5:なんとだんくのために自前でユニフォームを作ってしまうくらいの腕前である