なぜ俺は学園物にこうもハマってしまうのか

俺自身がまともな学生生活とは無縁だったせいか、学園物のエロゲとかをやっていると凄く切ない気分になる。
でもやめられない。なぜか。


それはやはり主人公とヒロインを含む周囲のキャラクター達がなんだかんだ言いつつも青春を謳歌しているからだろう。
俺はそんな彼等を「あぁ、こいつらなんだかんだで人生楽しんでるんだなー」みたいな感じの暖かさ半分恨めしさ半分の目で眺めている。
いや、もしかしたら「本来は存在し得ないもう一人の自分」というイメージ上だけの存在が持つ記憶をゲーム上で追体験したい等とどこかで思っているのかもしれない。


もう一人の俺。充実した学生生活を送っている俺。青春を謳歌しまくっている俺。
そしてちゃんと生身の女性に興味を抱いている俺。


そんなものは何時にも何処にも実在しないと分かっている。
でも、フィクションの中にくらい描いてもいいんじゃないのか。それくらいは許して欲しいところだ。